あんまり食べてくれないものを食べてもらう方法

刻んだ小松菜にすりおろしリンゴとHPWBFを混ぜたもの

フクロモモンガの好き嫌いについて質問を良くいただくので、

 

 

フクロモモンガたちにあんまり人気じゃない小松菜。

カルシウム量が多いので食べてもらいたい食品のひとつです。

 

小松菜を生で食べてみると、苦味が強く「これはフクモモは食べへんわ!」って感じです。

 

そこで、上の写真のようにいろんなもので苦味をごまかします。

 

こまかく刻んだ小松菜に、リンゴをすりおろして混ぜます。

さらにそこに甘い香りに定評のあるHPWを入れます。(売っているところが少ないので、無ければフクロモモンガ用ネクトンなどのとろっとした液体タイプの栄養補助剤で代用してください。)

※リンゴとHPWじゃなくても、フクロモモンガの好物で小松菜よりも強いニオイがあればOKです。

 

こうすると、小松菜の苦い匂いがかなりマシになるので、これをフクモモたちのケージに入れておきます。

 

 

 

で、1晩たって減ってなかった!食べてくれない!小松菜だけ残ってた!

って場合も多々あります。

 

1回食べないからダメってあきらめるんじゃなくて、小松菜の分量を減らしたり、小松菜をさらにすりつぶしてみたりして引き続き与えます。

そうして、何日かこれを出し続けます。

そうすると、好物の匂いにつられて、一口二口食べる内に小松菜の味を知って、その内食べてくれる…という流れです。

 

この苦手なもの克服期間に、他の大好物(おやつとか)を一緒にたくさん与えないこともポイントです。

が、お腹が減れば食べるだろうから、これしか出さない、とかもやめてください。

 

フクモモちゃんの食べる量を考えて、いつもの8割の量で普段の餌を用意しつつ、好物(多め)と苦手なもの(少なめ)を混ぜたものを一緒に置いておく、というイメージです。

上のは、脱嚢から半年くらいたったおとなの場合で、まだ成長期なベビー~ヤングの子の場合や子育て中の場合は、いつものご飯10割、という具合で準備しておいてあげてください。

 

上のメニューのHPWとリンゴ汁だけを舐めてるモザイクちゃん。

汁にも、小松菜の味がしみでてるハズなので、こういう感じで汁だけ飲んでても味を知ってもらうという意味ではOKだと思っています。


Posted on: 2016年1月23日, by : ひみる