フクロモモンガのルビーレイ
「フクロモモンガのクリミノとリューシがWホモになったらどんな見た目?」
という質問をされたので、
『理想形は、目の色がクリミノ(ルビー)・体色がリューシ(ホワイト)』
って答えたのですが、それって普通のアルビノじゃない?と言われました(´`)
確かに、わたしも最初はそう思っていたんです。
わざわざ劣性を2つホモにしてまでアルビノとそんなに見た目が変わらない(だろう)個体をつくる意味って?アルビノと混同しちゃわない?と。
海外では、クリミノ(もしくはアルビノ)とリューシスティックを掛け合わせてどちらの遺伝子もホモになった《ルビーレイ》という混合モルフが作出されています。
もしかしたら日本にももうすでにいるのかもしれませんが、まだ生ではお目にかかったことないデス。
でも見ても気づかない=アルビノだ~で終わっちゃう自信がある。
アルビノの目に比べると暗めの赤だとか体色はうっすらクリームがかっているだろうとか、違いはあるみたいなんですが・・・ぶっちゃけ個体差の範囲内に収まるんじゃないかと・・・。
見た目はアルビノ(aa)だけど、遺伝はクリミノ・リューシ(ccll)ということがとても重要なんだそうな。
フクロモモンガのアルビノというのは、元々突然変異の1匹から始まっているので今いるアルビノの祖先をたどれば1匹にたどり着きます。(理論上は)
なので、アルビノを産む交配というのは血が濃くなってしまいがちなのでイロイロ問題だーと言う。
この場合、赤目にアルビノ使ってればあんまり意味ないような。大人の事情。
白くて赤目のフクロモモンガを産むにはどうしたら良い?
というとこで、クリミノにしなさいよーとか果てはルビーレイという答えにたどりついているみたいです。
まあそれ以前に「ニューカラー!ニューモルフを作出!」というブリーダー側の努力の結晶なわけですが。
ルビーレイは、アルビノよりもクリーンな(インブリード率の低い)白体赤目。
しかも次世代にいろんな品種の子を残せる!というのがミソっぽい。
このルビーレイが日本で広まるかどうかは、アルビノと混同しないことだと思います。
アルビノみたいですよ~と売りだせば、最終的にはアルビノですよ~と伝言ゲーム方式に変化して行ってしまいます。
正直、ルビーレイなんてカッコイイ名前付けずに「クリミノ・リューシ」と書いとけば混同もないのになーと思ってマス。そもそも、劣性Wホモをすべてルビーレイと言っちゃうってそれこそアカンやろー!な事態だと思うんですが。日本ではもうちょい分かりやすく流通しますように。
そんなわけで、我が家のホワイトフェイス ヘテロ ルビーレイ(クリミノ・リューシ)くん。
そんなホワイトフェイス(略)くんの息子。
クラシック possible50% het ルビーレイ(クリミノ・リューシ)くん。
いつか別血統からのルビーレイ(クリミノ・リューシ)ちゃんが来たらお嫁にもらおうネ!
Posted on: 2014年6月27日, by : ひみる